急速に進化する情報化社会の中で、鉄道広告は生活関連情報の伝達手段として年々重要度を増しています。同時に鉄道広告には公共交通機関である鉄道の施設、車両等において展開されることから、常に公益性の保持が求められています。このため当協会では通常の業務課題に並行して
(1)倫理性、品位の保持に関わること
(2)美観、風致の維持向上に関わること
(3)環境対策、乗車マナーなど公共キャンペーンの実施に関わること
(4)広告掲出撤去時における列車事故、人身事故の防止など安全確保に関わること
などの公益目標に取組んでいます。
例えば上記(1)(2)については当協会の定めた倫理綱領や掲出基準に基き各社において綿密な審査が行なわれています。また(3)については著名な画伯の手による環境キャンペーンポスターを駅や車内で見かけられた方も多いと思います。
これらのことが評価され、2010年8月10日新法人改革法に基づく認定を受け、従来の社団法人全国鉄道広告振興協会から公益社団法人日本鉄道広告協会に衣替えしました。
今後は気持ちも新たに公益性の基盤の上に協会固有の業務課題である「人材育成」「標準化」「技術開発」「調査研究」などの検討成果を積み上げ、いささかなりとも国民生活の向上と産業経済の発展に寄与してまいりたいと考えております。
何卒ご支援の程お願いいたします。